個サルプログラムリニューアル後、はじめての1週間を終えました。
このタイミングで大寒波が重なってしまいましたが、お客様のご協力のおかげで何とかギリギリ全プログラムの初回を開催することができました。
皆様、ありがとうございました!
さて、今日のブログテーマは「フットサルとの出会い」
皆さんはどのようにフットサルと出会いましたか??
おそらく、お客様の多くは小学校・中学校・高校・大学のどこかでサッカー部に所属した経験のある方が多いのではないかと思います。
そのような方であれば、大人になって身体を動かそうかなと考えたときに、サッカーに類似していて、サッカーよりも手軽に始められるフットサルは一番ぱっと思いつく存在だったんじゃないかなと想像できます。
しかし、意外にもサッカー未経験からフットサルを始めて、今ではリーグに出て活躍されている方もいらっしゃるんですよ。
そういう方々はどのようにフットサルと出会われたのでしょうか?
コメント欄でも個サルでお会いしたときでもいいので、是非教えて下さい!
僕のフットサルとの出会いは中学生のとき。
所属していたサッカー部が愛媛県のU-15フットサル大会に出場するということで、そこで初めてフットサルをプレーしました。
記憶が正しければ、当時まだフットサルが日本に入ってきた直後ぐらいのタイミングで、愛媛でも僕たちが出た大会が第1回だったような気がしています。
なので、大会を運営している各学校の顧問の先生方も手探りで大会運営、審判をされているような感じでした。(中学校の土のグランドにラインを引いて開催されていましたからね。笑)
当然、展開される試合内容はミニサッカー。
足下の技術で上回るか、球際の争いを制していける選手が正義の世界観で、どちらも苦手な僕にとっては、とてつもなくつまらない時間でした。
それ以降フットサルをプレーすることはありませんでしたが、再びフットサルと出会ったのが18歳のとき。
関西方面に進学した高校の同級生たちと定期的に集まれる機会が欲しくて、フットサルチームを作りました。
関西全域にメンバーがいたので、毎月兵庫・大阪・京都のワンデー大会を探しては出場していました。
当時はフットサル業界最大のバブル期だったので、毎週様々な施設で大会が開催され、16チーム規模の大会がいつも満員になるような状況でした。(2002年にFIFAワールドカップが日本で開催された後の数年間は凄かった!俺が業界に入った瞬間にバブル終わったけどな!!)
ほとんどのチームは我々と同じようにサッカーの延長でプレーしているチームだったので、ほぼ全試合肉弾戦だったのですが、何回目かの大会で「フラミンゴFC」というピンクのおじさんたちのチームと対戦することに。
同世代か少し上ぐらいのチームが多かった中で、そのチームは平均年齢で10歳以上は上だろうという感じだったので、正直ラッキーだと思っていたのですが、ここで衝撃の経験をするのです。
「全くボールに触れない・・・」
僕たちがプレッシャーをかけると簡単にパスをはたかれて、その場からいなくなってしまうのです。
それに着いていこうとしても、常にこちらの視野から外れるような動きをされて、気付いたらボールを受けられて、またはたかれて、いつの間にか崩されて失点しているという。
こちらがボールを持ったときも相手はバランスよく配置されていて攻め手がないし、強引に前に配球すると必ず数的不利な状況を作られていて、遠めから無理矢理可能性の低いシュートを撃つぐらいしかない。
衝撃の経験でした。
僕たちのチームもそこまで強かったわけではありませんが、それでも愛媛県でベスト8~4の高校を卒業したばかりの選手たちだけで構成されたチームです。
これほど何もできなかった経験は初めてでした。
それも一見あまり強くなさそうなおじさんたちのチームに。
この出来事が衝撃的すぎて、この試合の後すぐに連絡先を交換してもらって、以降は練習試合等でフットサルを学ばせていただきました。
代表のジョージさんという方は、僕がこの業界に入った後もお客様として施設を利用して下さり、ジョージさんが経営されていた尼崎のカフェにもよくお世話になりました。
今でもSNSにコメントを下さる、僕にとって最初のフットサルの師匠です。
当時、大阪にYOANIT(ヨナイチ)というブラジル人チームがあり、ジョージさんたちもYONAITの方々と一緒にボールを蹴ることでフットサルを学び、のめり込んでいったようです。
僕もジョージさんたちとの出会いがキッカケとなり、専門学校でもフットサル部に入って大阪府リーグに出るようになったり、関西リーグを観に行ったりするようになりました。(当時の関西リーグには代表クラスの選手もいて面白かった!)
その後、審判志望でサッカーの専門学校に進学したのに、フットサルにハマりすぎてフットサル場に就職することに。
半年ほど浜松の施設に勤務することになり、当時その施設の個サルには東海リーガーが何人も参加してくれていて、一般のお客さんも競技歴の長い方ばかりで、戦術的に相当レベルの高い個サルでした。(後にその個サルからFリーグの監督2名と選手3名出てる。)
そこでもめっちゃ怒られながら考え方や動き方を学ぶことができました。
以降、今日まで20年以上フットサルを続けてきました。
普段一緒に蹴っている皆さんは僕が決して上手い選手でないことをよくご存知だと思いますが、それでも早い時期にフットサルに出会い、黎明期のフットサルを作ってきた方々と出会えたことで、サッカーのレベルで言えば到底到達できなかったであろうレベル・環境に身を置いてプレーできましたし、絶対一緒にプレーするはずのなかったような方々と一緒にプレーすることができて、本当にラッキーだったと思っています。
僕にとってフットサルとの出会いは、ただの球蹴りが考えるフットボール、相手を観て決断するフットボールに昇華した瞬間でもありました。
サッカーをやっていた頃からこういう概念を知っていれば、もっと楽しかっただろうなーと思います。
この面白さをできるだけたくさんの方に伝えたいので、これからもこの場所から自分なりに発信していきたいと思います。
コメントを残す